1ヶ月でいくら稼げる？リゾートバイトの平均収入を体験者が語る

2025年11月11日2025年12月8日

リゾート地で働く仕事には「短期間で稼げる」「非日常の環境で働ける」「生活費がほとんどかからない」といった魅力があります。
ただ、求人サイトに並ぶ“高時給”という言葉を見て、「実際にはどのくらい稼げるの？」と気になる人も多いでしょう。

実際にリゾート地で働いた人たちの話を聞くと、1ヶ月の収入は18〜30万円前後と幅広く、「職種」「勤務時間」「シーズン」「勤務地」「待遇」の5つの要素によって大きく変動していることが分かります。

この記事では、実際の体験談とデータをもとに、1ヶ月あたりの平均収入やリアルな手取り、そして“同じ条件でも稼げる人・稼げない人”の違いを掘り下げます。

平均収入の目安は？職種別に見るリアルな給与水準

リゾート地での仕事はほとんどが「時給制」で、1日7〜8時間、週5〜6日の勤務が基本。
寮完備・食事付きが多く、生活費が抑えられるため、同じ収入でも手元に残る金額は都市部のバイトより多くなります。

ここでは、代表的な職種の時給と1ヶ月の平均収入を比較してみましょう。

職種	平均時給	平均月収（1日8h×22日勤務）	特徴
フロント・受付	1,250円	約22〜25万円	語学やマナーが磨ける人気職
レストランホール	1,200円	約21〜24万円	繁忙期は残業手当で＋3〜5万円
清掃・裏方	1,050円	約19〜21万円	生活リズムが安定し長期向き
調理補助	1,300円	約23〜27万円	経験・腕次第で昇給可能

💡 ポイント解説

• 「繁忙期」は時給が100〜200円上がるケースが多い。
• 夜勤や早朝勤務を含むシフトは基本給より時給が高い。
• 寮費・光熱費・食費が無料の求人では“可処分所得”が大幅に増える。

このように、同じ職場でも働き方次第で月収が数万円単位で変わるのがリゾートバイトの特徴です。

職種別に見る「1日の働き方」と稼ぎ方の違い

収入を左右するのは時給だけではありません。
職種ごとの業務内容とシフト構成が異なるため、実際に働く時間や体力的な負担も変わってきます。

フロント職は朝番と夜番の交代制が多く、夜勤を担当すると深夜手当がつくこともあります。
一方で、清掃職は日中だけの勤務が中心。残業が少なく、安定した収入を得たい人に向いています。
また、調理補助やホールスタッフは繁忙期になると1日10時間以上働くこともあり、結果的に高収入になりやすい傾向があります。

「同じホテルでも、部署が違えば生活リズムもまったく別。
朝5時起きで朝食対応をする日もあれば、夜22時に仕事が終わる日もあります。」（20代女性・ホールスタッフ）

生活リズムの違いが収入差につながる──それがリゾート地で働く上でのリアルな構図です。

体験談で見る「1ヶ月のリアル収入」

数字では分からない“現場の声”こそ、最も参考になります。
ここでは、職種別の実体験を紹介します。

フロント（26歳・女性）

「時給1,250円で週6勤務。残業も少しあり、月の手取りは24万円ほど。
接客経験が活かせた上に、寮費・食費が無料だったので貯金がどんどん増えました。」

清掃スタッフ（33歳・男性）

「時給は1,050円だけど、決まった時間に帰れるのが魅力。
月20万円前後で安定していて、体力的にも無理がなかった。」

レストランホール（22歳・男性）

「繁忙期の夏は1日10時間勤務。時給1,200円でも残業代で30万円近く稼げた。
ただ、体力的にはきつく、休みの日はほとんど寝ていました。」

調理補助（28歳・女性）

「料理未経験でしたが、丁寧に教えてもらいながら働けました。
夏は残業も多く、1ヶ月で27万円ほど。
食費がかからないので、2ヶ月で40万円近く貯金できました。」

💬 体験者の共通点

• 無理のないシフトで働いても20万円前後は確実に得られる。
• 繁忙期に集中して働けば30万円前後も可能。
• 節約意識が高い人ほど手取りが大きくなる。

実際の「手取り額」を左右する生活費の影響

リゾートバイト最大の強みは、生活費を抑えられること。
多くの施設が「寮費・食事・光熱費無料」または「格安設定」であり、都市部で暮らすよりも月5〜10万円分の出費が減るのが実情です。

たとえば、月収23万円の清掃スタッフの場合──

• 寮費：0円
• 食事：1日2食無料
• 光熱費：月3,000円程度
• 実質手取り：22万円以上

この「支出が少ない構造」が、リゾート地での高貯蓄率を支えています。

「東京で家賃と交通費を払っていたころより、手取りが増えたのにお金が減らない。
2ヶ月で貯金が30万円を超えたのは初めてです。」（25歳・女性）

主要求人サイトで見る時給の傾向

リゾートバイト求人サイトによって、掲載される案件や時給の傾向にも違いがあります。
今回は代表的な3サイト＋ジョブリゾートを比較してみました。

サイト名	時給帯の目安	得意な職種	特徴
リゾートバイト.com	1,100〜1,550円	フロント・ホール	求人数が多く、安定した案件が多い
ジョブリゾート	1,000〜1,600円	清掃・調理補助など幅広い職種	初心者向け案件や短期案件が豊富
ダイブ	1,050〜1,500円	接客・レジャー関連	サポート体制が厚く、相談しやすい

💡 比較まとめ

• 高時給案件を狙うなら「リゾートバイト.com」。
• 未経験で始めやすい環境を重視するなら「ジョブリゾート」。
• サポート重視・初めての応募なら「ダイブ」も選択肢になる。

稼げる人が意識している“3つの行動”

同じ職場でも、稼げる人とそうでない人の差は働き方にあります。
体験者の話をもとに整理すると、次の3つの行動がカギです。

① シフトを積極的に入れる
「できる限り働きたい」と意思表示することで、繁忙期は優先的にシフトが回ってくる傾向があります。

② 生活コストを徹底的に抑える
無駄な外食や買い物を控えるだけで、1ヶ月あたりの貯金額が倍になることも。

③ コミュニケーションを大切にする
仲間との連携が良いと仕事もスムーズになり、信頼されて勤務時間が増えるケースもあります。

「休みを返上してヘルプに入ったら、翌月に時給が50円上がった。」
「責任感を持って働くだけで、自然とシフトの融通が利くようになった。」

小さな努力が評価につながり、結果的に“稼ぎやすいポジション”を築いている人が多いのです。

体験者が語る「1ヶ月で感じた働き方のリアル」

リゾート地で働くことは、単なる収入目的だけでなく「暮らしの変化」を実感する人も多いようです。

「自然の中で生活していると、通勤ストレスがない分メンタルが安定する。」
「寮生活で全国の仲間ができ、仕事以上に得られるものがあった。」
「朝食後に海を見てから出勤する日常。収入だけでなく気持ちが豊かになった。」

“お金を稼ぐ”と同時に、“自分をリセットする時間”を得られるのが、リゾートバイトのもう一つの価値と言えるでしょう。

まとめ｜「1ヶ月でどれだけ稼ぐか」は選び方と意識次第

リゾート地での仕事は、平均で月18〜28万円前後の収入が期待できます。
しかし実際の手取りは、生活費の少なさと勤務スタイル次第で大きく変わります。

• フル稼働・繁忙期：30万円近い収入も可能
• 安定勤務・閑散期：20万円前後
• 節約重視：月15万円以上の貯金も実現可能

最も大切なのは、“自分がどう働きたいか”という軸を持つこと。
稼ぎたい人は繁忙期・長時間勤務の案件を選び、生活リズムを重視する人は裏方・日中勤務を選ぶなど、目的に合わせた選択がポイントです。

リゾート地での1ヶ月は、ただの仕事期間ではなく「環境を変えて、自分を変えるきっかけ」にもなります。
収入も経験も得られるこの働き方を、次のキャリアへの一歩として活かしてみてはいかがでしょうか。